李在明氏の差し戻し審延期=韓国高裁、大統領選後に初公判 2025年05月07日 16時35分

韓国の革新系最大野党「共に民主党」の大統領候補、李在明前代表=4月11日、ソウル(EPA時事)
韓国の革新系最大野党「共に民主党」の大統領候補、李在明前代表=4月11日、ソウル(EPA時事)

 【ソウル時事】韓国のソウル高裁は7日、革新系最大野党「共に民主党」の大統領候補、李在明前代表が公選法違反に問われた事件の差し戻し審について、初公判を6月18日に延期すると明らかにした。大統領選(6月3日投開票)前に李氏の有罪が確定し、出馬資格を失う可能性はなくなった。
 当初は5月15日に初公判の期日が指定されたが、李氏側が延期を要請。高裁は期日変更の理由について、「大統領候補である被告人(李氏)に均等な選挙運動の機会を保障し、裁判の公正性を巡る議論をなくすため」だと説明した。
 李氏は2022年の前回大統領選に出馬した際、ソウル近郊・城南市長時代の都市開発を巡る疑惑に絡み、虚偽の発言をした罪に問われている。最高裁は1日、有罪の判断を示してソウル高裁の無罪判決を破棄し審理を差し戻した。 

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