シリア、イスラエルと間接協議=暫定大統領が欧州初訪問 2025年05月08日 06時17分

シリアのシャラア暫定大統領=3月9日、ダマスカス(AFP時事)
シリアのシャラア暫定大統領=3月9日、ダマスカス(AFP時事)

 【イスタンブール時事】シリアのシャラア暫定大統領は7日、訪問先のパリで記者会見し、敵対するイスラエルとの緊張緩和に向け、仲介役を通じ同国と間接的に協議していると明らかにした。AFP通信が伝えた。
 イスラエルは昨年12月のシリアのアサド政権崩壊後、同国南部に軍部隊を展開したほか、イスラム教少数派ドルーズ派の保護を名目に首都ダマスカス近郊で空爆を実施。情勢の悪化が懸念されている。
 シャラア氏は「双方が制御不能な状況にならないよう話している」と表明。シリアへの干渉や攻撃停止を改めて訴えた。
 シャラア氏は7日、1月の就任後初めて欧州を訪れ、パリでフランスのマクロン大統領と会談した。シャラア氏と先進7カ国(G7)首脳との会談も初めて。 

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