NYでジャパンパレード=おわらや武道、文化発信 2025年05月11日 14時19分

【ニューヨーク時事】米ニューヨーク・マンハッタンで10日、日本文化を発信する「ジャパンパレード」が開かれた。米紙ニューヨーク・タイムズの「2025年に行くべき52カ所」に選ばれた富山市を含む約110団体が参加。民謡や武道などを披露しながら練り歩いた。
開催は今年で4回目。越中八尾おわら保存会のメンバーが富山で歌い継がれている民謡おわら節に合わせた踊りを披露したほか、観客は山形県の「花笠音頭」、空手や剣道の実演などを楽しんだ。甲冑(かっちゅう)を身に着け参加した富山市の藤井裕久市長は「情緒あるおわらに興味を示してもらえた」と話し、観光客誘致に手応えを感じた様子だった。
鑑賞したドーン・ウェイガーさん(58)は「着物が美しく、太鼓の音色も良かった。日本を訪れてみたい」と話した。会場には浴衣の着用体験のほか、たこ焼きなど日本食を提供するコーナーも設けられ、約6万人が訪れた。
その他の写真
