来月1日に決選投票=与野党候補が対決へ―ポーランド大統領選 2025年05月19日 22時23分

 【ベルリン時事】ポーランドで18日、大統領選挙が実施された。いずれの候補も当選に必要な過半数票に届かず、与党の中道右派「市民プラットフォーム」のチャスコフスキ・ワルシャワ市長と、右派野党「法と正義」が全面支援する政府機関トップのナブロツキ氏が6月1日の決選投票に進むことが決まった。
 選管発表の開票結果によると、得票率はチャスコフスキ氏がトップの31.36%、ナブロツキ氏が29.54%と僅差だった。3位は極右野党「同盟」のメンツェン共同党首で14.81%。投票率は67.31%だった。
 大統領は任期5年。外交・国防で一定の役割を果たすほか、法律の拒否権を持つ。退任するドゥダ大統領は法と正義出身で、法案にたびたび拒否権を行使し、トゥスク首相と対立している。 

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