自国製戦闘機が「初戦果」=パキスタン軍の印軍機撃墜を報道―中国 2025年05月19日 15時21分

【北京時事】中国国営中央テレビは19日までに、中国製戦闘機「殲10C(J10C)」の輸出型が「実戦で初の戦果を挙げた」と報じた。インドとパキスタンの武力衝突で、インド軍機を撃墜したとするパキスタン側の発表を確認した形だ。
軍事専門番組で取り上げた。場所などには言及しなかったが、パキスタン軍が配備する機体の映像とともに「空戦で多数の戦闘機を撃墜し、自機は無傷だった」と伝えた。
パキスタンは、殲10Cがインド軍の仏製戦闘機「ラファール」を撃墜したと発表している。番組では、軍事専門家が殲10Cの性能を紹介し、ラファールに勝利した理由を解説した。
パキスタンは中国の最大の武器輸出先で、2022年から殲10Cを配備。習近平政権は今回の戦果をアピールし、輸出拡大につなげたい考えとみられる。