アフリカ向けに邦画配信=「カメラを止めるな!」など―国際交流基金 2025年07月13日 05時48分

国際交流基金は15日から、アフリカ全域(54カ国)を対象とした日本映画の無料配信を開始する。8月に横浜市で第9回アフリカ開発会議(TICAD9)が開催されるのに合わせた企画で、同基金が運営する映像配信サイト「JFF Theater」で視聴できる。
第1弾はゾンビ映画の「カメラを止めるな!」など2作品。その後も一定期間ごとに複数の作品が配信される予定で、字幕はアラビア語、英語、フランス語、ポルトガル語から選んで視聴できる。
同基金によると、同サイトの登録者数は10万人。地域を限定した配信は2024年8月のサイト開設以来初の試みになる。アフリカ地域での視聴者は北アフリカが中心で、特にエジプトが大部分を占めるという。
同基金映像事業部は、アフリカでは家族や友達同士で映画を楽しむことが多いとし、「たくさんの人に日本の映像作品を知ってもらう機会にしたい」と期待を込めた。