金剛山が世界遺産に登録=北朝鮮で3番目 2025年07月13日 18時03分

北朝鮮の景勝地、金剛山=2015年10月(EPA時事)
北朝鮮の景勝地、金剛山=2015年10月(EPA時事)

 【ソウル時事】パリで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は13日、北朝鮮の景勝地である金剛山を世界遺産に登録することを決めた。北朝鮮の世界遺産としては3番目。同委は「朝鮮半島における仏教や巡礼、山岳信仰の長い歴史と独特の地形が絡み合った文化的景観だ」と評価した。
 金剛山は、標高1600メートルを超える毘盧峰を中心に数々の峰が連なり、深い谷や滝がなす複雑な地形が特徴。古くから仏教の聖地とされ、北朝鮮は2021年、文化と自然両方の要素を兼ね備えた複合遺産として登録を申請。ユネスコの諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)と国際自然保護連合(IUCN)が5月、登録を勧告していた。 

海外経済ニュース