少林寺の著名住職捜査=横領や女性と不適切関係―中国 2025年07月28日 15時34分

中国河南省の少林寺住職の釈永信氏=2011年9月、ソウル近郊(EPA時事)
中国河南省の少林寺住職の釈永信氏=2011年9月、ソウル近郊(EPA時事)

 【北京時事】少林武術の総本山として知られる中国河南省の少林寺は27日、著名住職である釈永信氏(59)が、寺院資産を横領した疑いなどで当局の捜査を受けていると発表した。声明によると、仏教戒律への重大な違反があり、多数の女性と不適切な関係を持って子どもをもうけていたという。
 釈氏は1999年に少林寺住職となり、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)代表や中国仏教協会副会長を務めた。経営学修士(MBA)を取得したとされ、少林寺のブランド力を生かした多角経営を展開したため「CEO(最高経営責任者)」の異名を持つ。 

海外経済ニュース