ロシア極東、津波警報解除=70年ぶり大地震「海に行かないで」 2025年07月31日 05時31分

 ロシア・カムチャツカ半島沖で起きた大地震で、ロシア極東の津波警報は30日深夜(日本時間同日夜)、発令から約11時間後に解除された。非常事態当局者は「海を見に行っていいという意味ではない」としながらも、警戒レベルは下がったという認識を示した。
 同半島は地震多発地帯。1952年には千島列島北部のパラムシル(幌筵)島などで犠牲者2000人以上を出す津波災害があり、ロシア主要メディアは「約70年間で最も強い地震」という見出しで伝えた。
 非常事態当局は、地震の規模をマグニチュード(M)8.7と発表。今後、最大M7.5の余震と津波が発生する恐れがあるという専門家の分析を紹介し、引き続き注意を呼び掛けた。 

海外経済ニュース