独、パトリオット2基追加供与=ウクライナ向け、米と協調 2025年08月01日 18時55分
【ベルリン時事】ドイツ国防省は1日、ロシアの侵攻下にあるウクライナに対し、米国製防空システム「パトリオット」2基の追加供与を数日以内に開始すると発表した。自国保有のシステムを引き渡す代わりに、米国から最新型を優先的に調達することで米側と合意したという。
国防省は「米国との緊密かつ信頼関係に基づいた調整の結果だ」と強調した。ピストリウス国防相は7月中旬に訪米し、ヘグセス国防長官と会談。調整を加速させていた。
当初は米国から購入してウクライナに届ける計画だったが、迅速な納入が難しいことから、自国保有分を引き渡すことにした。