3者会談「早期に開催」=トランプ氏、欧州首脳と協議―ウクライナ 2025年08月14日 06時16分

トランプ米大統領=13日、ワシントン(AFP時事)
トランプ米大統領=13日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン、パリ時事】トランプ米大統領は13日の記者会見で、ウクライナ情勢を巡る15日のプーチン・ロシア大統領との首脳会談後、早期にウクライナのゼレンスキー大統領を交えた3者会談を開く意向を示した。会見に先立ちトランプ氏は、ゼレンスキー氏や欧州主要国の首脳らとオンラインで対応を協議した。
 トランプ氏は米ロ首脳会談について、「最初の会談は、現在の状況や何をすべきかを確認するだけだ」と説明。「2回目の会談が開かれる可能性は非常に高く、より生産的なものとなるだろう」と述べ、ゼレンスキー氏を交えて「できるだけ早く開きたい」と強調した。
 一方で、「(プーチン氏から)適切な回答を得られなければ、(2回目の)会談は開かない」とも表明。その場合は「非常に厳しい結果になる」として、ロシアに対する制裁強化を示唆した。
 13日のオンライン協議には、トランプ氏とゼレンスキー氏のほか、メルツ独首相、マクロン仏大統領、スターマー英首相らが参加した。ゼレンスキー氏は協議後、訪問先のドイツで記者会見し、「ウクライナの問題に関しては、ウクライナが交渉の席に着く必要がある」と訴え、トランプ氏もこれに同意したと明らかにした。 

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