韓国の北朝鮮政策「変わらず」=拡声器撤去を否定―与正氏 2025年08月14日 09時39分

韓国の京畿道坡州市側から見た北朝鮮のラウドスピーカー=2024年10月、南北軍事境界線付近(EPA時事)
韓国の京畿道坡州市側から見た北朝鮮のラウドスピーカー=2024年10月、南北軍事境界線付近(EPA時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長は14日の談話で、韓国で6月に発足した李在明政権の北朝鮮政策を巡り、「少しも変わっておらず、変わるはずもない」と批判した。李政権は、北朝鮮に強硬姿勢を取った尹錫悦前政権の方針を転換。南北の緊張緩和に向けた取り組みを進めるが、与正氏は「浅知恵だ」と切り捨て、対話に応じない姿勢を示した。朝鮮中央通信が伝えた。
 与正氏は、北朝鮮側での拡声器撤去も否定した。韓国は今月、南北軍事境界線の近くに設置した北朝鮮向け放送用の拡声器を撤去。この後、北朝鮮でも同様の動きが見られ、北朝鮮が呼応したとの見方が出ていたが、与正氏は「拡声器を撤去したことはなく、撤去する意向もない」と主張した。 

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