核戦争専門家パネルが初会合=被爆者の朝長さん副議長に―国連 2025年09月06日 07時07分

【ニューヨーク時事】核戦争が行われた場合の影響を調査する国連の独立科学専門家パネルは、5日まで2日間にわたってニューヨークの国連本部で非公開で初会合を開いた。日本からは長崎で被爆した医師の朝長万左男さん(82)が出席した。
会合では今後の作業部会の分担や進め方が話し合われた。共同副議長に選出された朝長さんは記者団に対し「核抑止政策から脱却しない限り、核のない世界の実現は不可能」と強調。「核戦争は人類滅亡につながると(影響を)科学の力で示すことで、核兵器国にインパクトを与えたい」と語った。