中国の3隻目空母、台湾海峡通過=就役間近か 2025年09月12日 11時08分

11日、沖縄県・尖閣諸島沖の東シナ海で確認された中国海軍の空母「福建」(防衛省提供)
11日、沖縄県・尖閣諸島沖の東シナ海で確認された中国海軍の空母「福建」(防衛省提供)

 【北京時事】中国海軍の報道官は12日、同国3隻目となる空母「福建」が南シナ海での試験や訓練のため台湾海峡を通過したと明らかにした。南シナ海に面した海南島・三亜の海軍基地付近で、近く就役する可能性が高まっている。
 海軍報道官は談話で、「空母建造過程では通常のプロセスだ」とコメントした。国内では、満州事変の発端となった柳条湖事件から94年となる今月18日や、建国記念日の10月1日の就役が取り沙汰されている。
 日本の防衛省は11日、福建がミサイル駆逐艦とともに沖縄県・尖閣諸島沖の東シナ海を南西方面に向かって航行しているのを確認したと発表した。 

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