米大統領、カタール首相と会談=イスラエルけん制か 2025年09月13日 15時07分

【ワシントン時事】トランプ米大統領は12日、カタールのムハンマド首相とニューヨークで会談した。イスラエルがイスラム組織ハマス幹部を標的に行ったカタールへの攻撃に加え、カタールが仲介役を務めるパレスチナ自治区ガザの停戦交渉について意見交換したとみられる。
トランプ氏はムハンマド氏と夕食を共にした。ムハンマド氏はこれに先立ち、ワシントンでバンス副大統領やルビオ国務長官と会談。カタール側の発表によれば、バンス氏はカタールとの連帯を示し、停戦交渉を仲介するカタールの取り組みに謝意を示した。
米国とカタールは同国攻撃に踏み切ったイスラエルに不満を強めている。米側には停戦交渉で主要な役割を担うカタールとの関係を維持し、イスラエルをけん制する狙いがありそうだ。