米朝会談「可能性ある」=APECに合わせ板門店で?―韓国統一相 2025年10月14日 19時37分

トランプ米大統領(右)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(当時)=2019年6月、板門店(EPA時事)
トランプ米大統領(右)と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(当時)=2019年6月、板門店(EPA時事)

 【ソウル時事】韓国の鄭東泳統一相は14日、月末に慶州で開幕するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が会談する「可能性がある」との見方を示した。国会の外交統一委員会で答弁した。実現する場合、南北軍事境界線にある板門店で行われる公算が大きいという。
 トランプ氏はAPEC首脳会議に合わせ、今月下旬に訪韓する見通し。1期目の2018~19年に3回、正恩氏と会談しており、再接触にも意欲を見せている。
 鄭氏は「米朝首脳会談が実現することを強く希望し、支持する」と強調。正恩氏が9月の演説で対米関係に言及したことなどに触れ、「米朝首脳は準備ができている状態のようだ。トランプ氏の決心に懸かっている」と述べた。 

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