グーグル「クローム」に買収提案=5.1兆円―米AI新興パープレキシティ 2025年08月13日 09時50分

スマートフォンの画面上に表示されたグーグル(左)やクロームのアプリケーションアイコン
スマートフォンの画面上に表示されたグーグル(左)やクロームのアプリケーションアイコン

 【シリコンバレー時事】米人工知能(AI)新興パープレキシティが、米グーグルに対し同社のウェブブラウザー(閲覧ソフト)「クローム」について買収提案を行ったことが12日、分かった。買収額は345億ドル(約5兆1000億円)。複数の米メディアが報じた。
 グーグルの検索事業を巡っては、米連邦地裁が2024年8月に反トラスト法(独占禁止法)に違反していると認定。米司法省が是正案としてクローム事業の売却を求めており、パープレキシティの提案は裁判所による是正措置を見越した動きだ。
 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、パープレキシティ側はグーグルの親会社アルファベットのピチャイ最高経営責任者(CEO)への書簡で、提案は「反トラスト法上の是正措置を最大限公共の利益にかなう形で満たす」と述べた。 

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