野党李氏、10日出馬表明=与党は来月3日に候補選出―韓国大統領選 2025年04月09日 16時15分

【ソウル時事】韓国の革新系最大野党「共に民主党」の李在明代表は9日、代表を辞任した。10日午前に映像を公開する形で大統領選(6月3日投開票)への出馬を表明する。一方、保守系与党「国民の力」は、今月14、15両日に予備選の候補者登録を受け付け、5月3日に候補を選出することを決定。同党ではこの日、金文洙前雇用労働相が正式に立候補を宣言した。
李氏は各種世論調査で支持率トップ。党幹部会議で「これから新しい仕事を始める」と述べた。
金氏は国会で記者会見し、李氏を「12の罪で起訴されている被告人」と指摘。革新陣営を「親北朝鮮、反米、親中、反企業政策に固執し、国の根幹を揺るがす勢力」と批判した。
金氏は「非常戒厳」宣言を出した尹錫悦前大統領を擁護して保守層の支持を集め、与党では支持率1位。ただ中道層への広がりを欠いている。
このほか、共に民主党では元副首相兼企画財政相の金東※(※=ナベブタに兌)京畿道知事も名乗りを上げた。与党の呉世勲ソウル市長も出馬意向を固め、13日に正式発表する。
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