台湾総統、訪問の米議員団と会談=「防衛力引き上げ」アピール 2025年04月18日 20時49分

18日、台北の台湾総統府で、頼清徳総統(右)と会談する米上院のピート・リケッツ議員(左)(総統府提供)
18日、台北の台湾総統府で、頼清徳総統(右)と会談する米上院のピート・リケッツ議員(左)(総統府提供)

 【台北時事】台湾の頼清徳総統は18日、台北を訪れた米共和、民主両党の上院議員3人のうち2人と総統府で会談し、軍事予算増額などを通じ「自主防衛力を引き上げる」と強調した。台湾の防衛費増額を求めるトランプ米政権への協調姿勢をアピールした形だ。総統府が発表した。
 1月のトランプ大統領就任以降、米議員団の訪台は初めて。頼氏は「中国による絶え間ない威圧に直面している」と訴え、防衛予算を現行の域内総生産(GDP)比2.5%から3%以上に引き上げる目標を設定したと説明した。
 会談で米上院外交委員会東アジア太平洋小委員長のピート・リケッツ氏(共和党)は、武器売却などを含めて「米国は引き続き防衛分野で台湾に協力する」と明言した。リケッツ氏を筆頭とする議員団は16日から19日の日程で訪台した。 

その他の写真

台湾の頼清徳総統=2024年12月(EPA時事)
台湾の頼清徳総統=2024年12月(EPA時事)

日本(最新10件)