3月長プラ、年2.35%に上げ=16年ぶり水準、長期金利上昇で―みずほ銀 2025年03月10日 12時37分

みずほ銀行は10日、3月の長期プライムレート(最優遇貸出金利)を前月から0.15%引き上げ、年2.35%にすると発表した。引き上げは7カ月連続で、2008年12月(年2.40%)以来16年3カ月ぶりの高水準。欧州市場に加え、日銀の追加利上げ観測で国内の長期金利も上昇傾向にあることを反映した。
SBI新生銀行、あおぞら銀行、商工中金もみずほ銀と同水準まで引き上げると発表。いずれも11日から適用する。
長プラは大企業向け融資の指標とされる金利。近年は短期貸し付けに用いる短期プライムレートに一定利率を上乗せする融資が主流で、長プラはあまり使われていない。多くの金融機関は3月から短プラを引き上げており、4月以降、変動型住宅ローンの基準金利などの上昇が見込まれる。