金先物、初の1万7000円台=NY最高値と円安―大阪取引所 2025年09月03日 16時17分

日本取引所グループ(JPX)の大阪取引所で3日、金先物相場が大幅上昇し、取引の中心となる2026年8月決済物は、1グラム当たりの価格が初めて1万7000円を超えた。米国経済の先行きや金融政策への不透明感を背景に、国際指標のニューヨーク金先物相場が急伸したことを受け、国内の金にも買いが集まった。
26年8月決済物は、一時前日比360円高の1万7120円まで上昇した。2日のニューヨーク金先物相場では、米政権による連邦準備制度理事会(FRB)への利下げ圧力や人事を巡る混乱から、安全資産とされる金に資金が流れ、史上最高値を更新した。また為替市場では円安・ドル高が進行し、円建ての国内相場を押し上げた。