〔NY外為〕円、143円台後半(20日朝) 2024年09月20日 22時17分

 【ニューヨーク時事】週末20日午前のニューヨーク外国為替市場では、日銀の植田和男総裁総裁による早期利上げに慎重な発言を受け円安・ドル高地合いとなった海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=143円台後半に下落している。午前9時現在は143円60~70銭と、前日午後5時(142円57~67銭)比1円03銭の大幅な円安・ドル高。
 日銀は20日開催した金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決定した。植田総裁が会合後の記者会見で、利上げを急がないややハト派寄りの姿勢を示したと受け止められ円を売ってドルを買う動きが勢いづき、ニューヨーク市場に入ってからも円安・ドル高地合いが継続している。また、米長期金利の上昇も円の重しとなっている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1170~1180ドル(前日午後5時は1.1156~1166ドル)、対円では同160円50~60銭(同159円07~17銭)と、1円43銭の円安・ユーロ高。

前日からの主な出来事