〔東京株式〕下げ渋る=前場の流れ引き継ぐ(2日後場寄り付き) 2025年07月02日 12時41分

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比348円56銭安の3万9637円77銭と前場終値から下げ幅を縮小して始まった。前場の流れを引き継ぎ半導体関連株などが下落しているが、やや下げ渋っている。

 (前引け)【プライム】午前の日経平均株価は前日比392円61銭安の3万9593円72銭と下落した。トランプ米大統領が日本との関税交渉決着困難との見通しを示したことや、米ハイテク株が軟調だったことで輸出関連株や半導体関連株が指数の下げを主導した。東証株価指数(TOPIX)は、14.10ポイント安の2817.97。
 42%の銘柄が値下がりし、55%が値上がりした。出来高は8億9691万株、売買代金は2兆2946億円。
 業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、機械、その他製品などが下落。海運業、空運業、不動産業などが上昇した。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は反落。出来高4億4514万株。
 【グロース】グロース250とグロースCoreはともに続落。

 (10時03分)日経平均株価が下げ幅を縮小している。陸運や不動産など内需関連株が買われ、プライム市場では値下がり銘柄3割に対し、値上がりが6割超となっている。
 寄り付き後には一時前日比500円超まで下げ幅を拡大。前日の米国市場でハイテク関連株が軟調だったことから、東京市場でもアドバンテス〈6857〉など値がさの半導体関連株が下げを主導した。日米関税交渉の不調を背景に、輸出関連株の下落も目立った。
 ただ、市場関係者からは「3万9500円近辺では押し目買いの動きも見られている」(大手証券)といい、下値近辺では底堅い動きを見せている。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比355円16銭安の3万9631円17銭と下落して始まった。トランプ米大統領が日本との関税交渉について合意困難と言及したことが伝わり、企業業績悪化への懸念から売りが先行している。

前日からの主な出来事