コロナ発信の市民記者が出所=武漢の実態伝え懲役4年―中国 2024年05月14日 15時58分
【北京時事】中国湖北省武漢市で新型コロナウイルス流行初期の実態を発信し、公共秩序騒乱罪で懲役4年の判決を受けた元弁護士で市民記者の女性、張展氏(40)が13日、刑期を終え上海市の刑務所から出所した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
出所する張氏を迎えに行こうとした友人らは当局に阻止され、家族らは出所に関する情報を外部に公開しないよう数日前から警告されたという。
張氏は2020年2月、封鎖された武漢から、混乱した医療現場の様子や遺族の声などを伝えた。同年5月に拘束され、12月に「虚偽情報」を拡散したとして懲役4年が言い渡された。一貫して無罪を主張し、ハンガーストライキを行っていた。