現職首長全勝へ=ウクライナ出征政治家も―ロシア地方選 2025年09月15日 07時37分

ロシアと占領下のウクライナ南部クリミア半島で14日まで統一地方選が実施され、開票の結果、直接投票による20の知事・首長選で、政権与党「統一ロシア」などの現職(代行を含む)の全勝が確実な情勢だ。タス通信が伝えた。
中央選管は、ウクライナ侵攻に参加した1616人が統一地方選に出馬したと発表。プーチン大統領は今年4月、元従軍者を新たな「エリート層」と呼び、政界に登用する考えを示した。侵攻の正当性を国内で宣伝し、前線への志願を促す狙いがありそうだ。
中部タンボフ州のペルブイショフ知事代行は、下院議員時代の2022年に出征したことで注目され、今回の直接投票で知事当選を決めた。