米国務長官、イスラエル訪問=カタール攻撃後も強固な関係誇示 2025年09月15日 07時13分

14日、エルサレム旧市街のユダヤ教聖地「嘆きの壁」を訪問するイスラエルのネタニヤフ首相(左)とルビオ米国務長官(AFP時事)
14日、エルサレム旧市街のユダヤ教聖地「嘆きの壁」を訪問するイスラエルのネタニヤフ首相(左)とルビオ米国務長官(AFP時事)

 ルビオ米国務長官は14日、イスラエルに到着し、ネタニヤフ首相とエルサレム旧市街のユダヤ教聖地「嘆きの壁」を訪れた。パレスチナのイスラム組織ハマス幹部を狙ったイスラエルのカタール攻撃に国際的な非難が高まる中、関係の強固さを誇示した形だ。両氏は15日に会談し、パレスチナ自治区ガザ情勢に加え、攻撃を巡っても協議する見通し。
 ルビオ氏は米国を出発前、記者団に対し、カタール攻撃について「トランプ大統領は快く思っていない」と指摘した。一方、「イスラエルとの関係の本質を変えるものではない」とも述べ、イスラエルと共に、ハマスに拘束されている人質全員の早期解放に取り組む姿勢も示した。
 イスラエルのメディアによると、ネタニヤフ氏は「嘆きの壁」で、「ルビオ氏の訪問は両国関係の強靱(きょうじん)さと力強さの証しだ」と強調した。 

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