イラン著名映画監督、極秘出国=「反体制」で有罪判決後 2024年05月14日 18時08分

イラン出身の映画監督モハマド・ラスロフ氏=2017年5月、フランス・カンヌ(AFP時事)
イラン出身の映画監督モハマド・ラスロフ氏=2017年5月、フランス・カンヌ(AFP時事)

 【イスタンブール時事】世界三大映画祭の一つのベルリン国際映画祭で2020年に最高賞の「金熊賞」を獲得したイラン出身の映画監督モハマド・ラスロフ氏が13日、自身のSNSで、ひそかにイランを出国したと明かした。「(国外に逃れたイラン人は)圧政システムを歴史の深みに埋めるのを待ち望んでいる」と投稿し、イランの革命指導部を強く批判した。
 ラスロフ氏はイランの裁判所から国家安全保障に反する共謀罪で禁錮8年とむち打ちの刑を下されたばかりだった。どのようにイランから出国できたかは不明。AFP通信によると、現在は欧州に滞在しており、同氏の新作が上映予定の14日からのカンヌ国際映画祭に出席する見通しだという。 

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