角2本、派手な「襟飾り」=ケラトプス科の新種化石―米北西部 2024年06月24日 14時25分

米北西部の約7800万年前の地層から発見された大型草食恐竜の頭骨化石。2本の角や派手な「襟飾り」があり、ケラトプス科の新種に分類された(デンマーク・マリボーの進化博物館提供)
米北西部の約7800万年前の地層から発見された大型草食恐竜の頭骨化石。2本の角や派手な「襟飾り」があり、ケラトプス科の新種に分類された(デンマーク・マリボーの進化博物館提供)

 米北西部モンタナ州の約7800万年前(白亜紀後期)の地層から、頭骨に派手な飾りや2本の長い角がある大型草食恐竜の化石が見つかり、トリケラトプスと同じケラトプス科の新属新種に分類された。米ユタ自然史博物館やデンマークの進化博物館などの国際研究チームが24日までに国際科学誌「ピアJ」に発表した。
 化石は2019年春に発見され、学名は北欧神話の神や角が非対称な形のトナカイにちなんで「ロキケラトプス・ランギフォルミス」と付けられた。成体の全長は約6.7メートル、体重は約5トンと推定される。角が3本あるトリケラトプスと違い、鼻の上には角がない。後頭部のフリルと呼ばれる平たく広い襟飾りのような部分は、長さが約1メートルもあった。 

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米北西部の約7800万年前の地層から見つかった化石に基づく大型草食恐竜の想像図。2本の角や派手な「襟飾り」があり、ケラトプス科の新種に分類された(デンマーク・マリボーの進化博物館提供)
米北西部の約7800万年前の地層から見つかった化石に基づく大型草食恐竜の想像図。2本の角や派手な「襟飾り」があり、ケラトプス科の新種に分類された(デンマーク・マリボーの進化博物館提供)

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