与正氏ら、対抗可能性を示唆=日米韓演習に強く反発―北朝鮮 2025年09月14日 11時21分

北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長=3日、北京(AFP時事)
北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長=3日、北京(AFP時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長と朴正天党中央軍事委員会副委員長が15日から始まる米韓、日米韓の軍事演習に反発する談話をそれぞれ出したと伝えた。両氏は対抗措置を警告し、軍事挑発の可能性を示唆した。
 米韓両国は15~19日、北朝鮮の脅威に米国の核戦力と韓国の通常戦力で対処する机上演習「アイアンメイス」を実施。自衛隊と米韓両軍も海・空・サイバーなど複数の領域にまたがる共同訓練「フリーダムエッジ」を展開する。いずれも6月に発足した李在明政権下では初実施となる。
 与正氏は、演習を米韓の前政権による「対決政策」の「継承」と位置づけ、「誤った場所で行う力自慢は好ましくない結果をもたらす」と威嚇。朴氏も「われわれの対応行動もより明白、強力に表現されるだろう」と強調した。 

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