操縦士の仮眠「まん延」=ドイツの労働組合が疲労を警告 2025年09月14日 15時11分
【ベルリン時事】ドイツの操縦士労働組合は14日までに、本来はやむを得ない場合に認められている飛行中の仮眠について、操縦士の間で「まん延している」とのアンケート結果を発表した。回答者の93%が、直近数カ月で仮眠を取ったという。仮眠自体は必ずしも規則違反ではないが、仮眠が必要なほどの疲労は安全に関わる問題だとして、「懸念すべき現実だ」と警告した。
それによると、74%が仮眠は標準的だと回答。12%は「毎回」、7%は「数えられないほどの頻度」で仮眠していると明らかにした。アンケートには、独航空大手ルフトハンザや格安航空(LCC)のライアンエア、イージージェットなどの操縦士900人以上が参加した。