海外経済ニュース

　【ワシントン時事】米連邦捜査局（ＦＢＩ）や国家情報長官室などの情報機関は１９日、共同声明を出し、イランがサイバー攻撃を通じ米大統領選に介入しようとしていると発表した。共和党のトランプ前大統領の選挙陣営から内部文書が流出した問題についても、イランの犯行だと結論付けた。
　トランプ氏陣営は、副大統領候補のバンス上院議員を内部で審査した際の機密文書の一部が流出したと明らかにしていた。陣営はイランによる犯行だと主張しており、政府当局も認定した格好だ。
　発表によると、イランは民主、共和両党の選挙陣営の内部情報にアクセスできる関係者を標的にサイバー攻撃を行っていると指摘。「米国の選挙プロセスに干渉することを目的としている」と断定した。