「G20の指導力に期待」=途上国支援の気候資金巡り―COP29議長 2024年11月19日 05時33分

国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)のババエフ議長(左)=18日、アゼルバイジャン・バクー(EPA時事)
国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)のババエフ議長(左)=18日、アゼルバイジャン・バクー(EPA時事)

 【バクー時事】アゼルバイジャンで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)のババエフ議長(環境天然資源相)は18日の記者会見で、温暖化対策のために先進国が途上国に拠出する気候資金について、ブラジルで同日開幕した20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が支援目標の引き上げで「指導力を発揮してほしい」と期待を示した。
 COP29では、先進国が年1000億ドル(約15兆円)を拠出している気候資金に関し、2025年以降の新たな目標を決める。途上国は支援額を年1兆ドル規模に増やすよう求めているが、交渉は難航している。 

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