馬元台湾総統が訪中=閣僚級と会談 2024年12月18日 16時19分

18日、中国黒竜江省ハルビンで握手する国務院台湾事務弁公室の宋濤主任(右)と台湾国民党の馬英九元総統(馬氏の事務所提供・時事)
18日、中国黒竜江省ハルビンで握手する国務院台湾事務弁公室の宋濤主任(右)と台湾国民党の馬英九元総統(馬氏の事務所提供・時事)

 【台北時事】台湾最大野党・国民党の馬英九元総統は18日、中国側の招待に応じ訪中し、中国で台湾政策を担う国務院台湾事務弁公室の宋濤主任(閣僚級)と東北部・黒竜江省ハルビンで会談した。馬氏は中台双方が「台湾独立に反対し、平和的発展を共に追求すべきだ」と述べた。馬氏の事務所が発表した。
 中国の習近平政権は台湾与党・民進党の頼清徳総統を「独立派」と敵視し、軍事的威圧を強めている。その一方、対中融和姿勢を取る馬氏を厚遇するなど「アメとムチ」を使い分け、台湾の世論を揺さぶる狙いとみられている。 

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