マルコス、ドゥテルテ派が拮抗=サラ氏の弾劾裁判控える上院―比中間選 2025年05月13日 19時42分

【マニラ時事】12日投票のフィリピンの中間選挙は13日、開票がほぼ終わり、サラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾裁判が7月に予定される上院では、サラ氏が支持する候補が改選12議席中5議席の獲得を確実にした。一方、同氏との対立を深めているマルコス大統領陣営は6人が当選確実と当初報じられたが、実際にマルコス派と見なせる候補は5人にとどまり、拮抗(きっこう)状態。残る2人はどちらにもくみしていないという。
非改選議員12人は日和見的で、態度を明確にしていないケースが多いとされる。公金不正使用疑惑などで訴追されたサラ氏は、弾劾裁判で全議員の3分の2(16人)以上の賛成で失職、2028年の大統領選にも出馬できなくなる。サラ氏の行く末は依然不透明なままだ。