台湾、原発延命可能に=最後の1基停止前に法改正 2025年05月13日 21時10分
【台北時事】台湾立法院(国会)は13日、原子力発電所が稼働できる期間を従来の40年から60年に延長する関連法改正案を国民党など野党の賛成多数で可決した。運転期間が満了した原発を段階的に止めてきた台湾では17日に最後の原子炉1基が運転を停止するが、「脱原発」の直前に再稼働の余地が残された。
17日に運転を停止するのは南部・屏東県の第3原発2号機。民進党の頼清徳政権は既存原発の再稼働に否定的で、事業者である公営の台湾電力が直ちに再稼働に動く可能性は低い。