イスラエルとの国交正常化訴え=米大統領、湾岸諸国首脳と会合 2025年05月14日 20時06分

【カイロ時事】トランプ米大統領は14日、訪問先のサウジアラビアの首都リヤドで湾岸協力会議(GCC)首脳らの会合に出席した。トランプ氏は政権1期目に仲介したイスラエルとアラブ諸国の国交正常化を進める「アブラハム合意」について、「今後、より多くの国を加えることで前進させる」と述べ、各国に参加を呼び掛けた。
GCCを構成するサウジなど6カ国のうち、アラブ首長国連邦(UAE)とバーレーンはアブラハム合意を既に締結している。トランプ氏は、イスラム教スンニ派の盟主を自任するサウジを引き込みたい考えで、13日の演説で「(サウジの参加が)夢だ」と語っていた。