ウクライナと直接協議、代表団決定=ロ大統領15日のトルコ行き見送りか 2025年05月15日 05時53分

ロシアのプーチン政権は14日、トルコ・イスタンブールで始まる予定のウクライナとの直接協議代表団を決定した。団長はメジンスキー大統領補佐官。ロシア側は「15日に代表団はトルコでウクライナ側を待つ」(ペスコフ大統領報道官)と繰り返しており、プーチン大統領自身は行かない方針を固めたもようだ。
直接協議は、ロシアのウクライナ侵攻開始から間もない2022年春に行われて以来。決裂した3年前もメジンスキー氏が代表団長を務めており、交渉を通じてロシアが停戦に応じるかは見通せない。
顔触れはメジンスキー氏のほか、ガルージン外務次官(旧ソ連圏担当、前駐日大使)、フォミン国防次官、コスチュコフ軍参謀本部情報総局(GRU)長官。コスチュコフ氏が加わる以外、22年時の代表団のレベルに変化はない。
一方、ロイター通信によると、米当局者は14日、トランプ大統領もトルコを訪問しないと明らかにした。トランプ氏は「彼(プーチン氏)は私の出席を望んでいる」などと述べ、直接協議への参加を示唆していた。