G20議長国南アへ協力停止=ホワイトハウス、各省庁に指示―米紙 2025年05月15日 09時40分

米トランプ政権が“難民”としての受け入れを表明し、米国に到着した南アフリカの白人=12日、ワシントン近郊のダレス国際空港(AFP時事)
米トランプ政権が“難民”としての受け入れを表明し、米国に到着した南アフリカの白人=12日、ワシントン近郊のダレス国際空港(AFP時事)

 【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポストは14日、関係者の話として、ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)が各省庁に対し、20カ国・地域(G20)議長国の南アフリカが主催する関連会合への協力を停止するよう命じたと報じた。
 トランプ大統領は、南アの白人が迫害されていると主張。同国への援助停止や、白人の米国への移住促進に関する大統領令に署名した。また、問題発言があったとして、南アの駐米大使を国外退去とした。トランプ氏は12日の記者会見で、南アで「(白人の)ジェノサイド(集団殺害)が起きている」と語った。
 両国関係が悪化の一途をたどる中、ロイター通信によると、ラマポーザ南ア大統領が来週訪米し、トランプ氏と21日に会談する。 

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