原爆犠牲の子ども追悼サイト=戦後80年、400人超掲載―ICAN 2025年07月01日 14時21分
【ニューヨーク時事】国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」は1日付で、戦後80年の節目に合わせ、広島と長崎への原爆投下で死亡した3万8000人以上の子どもを追悼する特設サイト「子どもの平和メモリアル」を立ち上げた。
特設サイトは、広島市の「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんら400人超の犠牲者の生涯を英語で紹介。子どもたちが受けた苦痛や残された家族の悲しみを伝え、世界中の人々に核兵器の非人道性を訴える内容となっている。
ICANは「核兵器への支持は、子どもを含む多くの民間人の殺害を許容することを意味する」と強調。核保有国や核の傘に依存する国に対し、核廃絶に取り組むよう促した。