笑顔で握手、肩並べて歩く=米ロ首脳、良好関係アピール 2025年08月16日 06時17分

【アンカレジ時事】米アラスカ州アンカレジの米軍基地で約6年ぶりに対面したトランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は、笑顔で握手し、肩をたたき合って再会を喜ぶ姿を見せた。両首脳は基地の駐機場内に敷かれた赤じゅうたんの上を肩を並べて歩き、米大統領専用車「ビースト」に一緒に乗るなど、良好な関係をアピールした。
現地時間15日午前、それぞれの専用機からほぼ同時に姿を現した両首脳。トランプ氏が右手を差し伸べて迎えると、プーチン氏も右手を差し出して応じ、言葉を交わした。
トランプ氏は紺色のスーツに赤いネクタイ姿、プーチン氏は黒いスーツにえんじ色のネクタイだった。両首脳は赤じゅうたんを共に歩き、「アラスカ2025」と書かれた演壇で記念撮影に臨んだ。
米記者団から「(ウクライナでの)市民の殺りくをやめますか」などの質問が浴びせられたが、プーチン氏は耳に手を当てて、「分からない」というしぐさを示した。トランプ氏は反応しなかった。同氏はその後、プーチン氏に「ビースト」への乗車を促し、一緒に後部座席に乗り込んだ。