ウクライナ停戦、合意できず=米ロ首脳、侵攻後初会談―トランプ大統領「一定の進展」と説明 2025年08月16日 08時31分

【アンカレジ(米アラスカ州)時事】トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は15日、米アラスカ州アンカレジで会談し、ロシアの侵攻を受けるウクライナでの停戦を巡り協議した。トランプ氏は会談後にプーチン氏と行った共同記者会見で、重要な幾つかの点で合意に至らなかったと認めつつ、「一定の進展があった」と説明した。停戦に関し合意できなかったもようだ。
会談場所は、同州最大都市アンカレジにあるエルメンドルフ・リチャードソン米軍基地で、米ロ首脳の対面会談は侵攻後初めて。プーチン氏の訪米は2015年に国連総会に出席して以来、約10年ぶりだった。
トランプ氏は記者会見で、「多くのことに合意した」と強調。対面での再会談も視野に、近くプーチン氏と話すことになると語った。
プーチン氏は会談の雰囲気を「建設的」と評価する一方、実効的な停戦のためには侵攻の「根本原因」の除去が求められるとの従来の主張を繰り返した。米ロ関係の正常化が「重要かつ必要だ」とも述べ、2国間関係改善に向け米国との対話を続けることに意欲を示した。
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