マスク氏の強制送還「検討」=大型減税法案巡り対立再燃―トランプ氏 2025年07月02日 08時12分

トランプ米大統領(左)と実業家イーロン・マスク氏(AFP時事)
トランプ米大統領(左)と実業家イーロン・マスク氏(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は1日、実業家イーロン・マスク氏の強制送還を「検討してみなければならない」と述べ、政権の目玉政策を盛り込んだ大型減税関連法案を批判する同氏への威圧を強めた。ホワイトハウスで記者団の質問に答えた。
 マスク氏は南アフリカ出身。米国で事業を立ち上げた際、適切な就労許可を得ておらず、不法就労だったと米紙に報じられたことがある。
 連邦政府の無駄削減に取り組む「政府効率化省(DOGE)」を率いたマスク氏は、5月に政権を離脱。減税法案の審議が進む中、「史上最大の債務増加」につながるとして法案への批判を強めており、トランプ氏との対立が再燃している。 

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