ガザ市近郊に激しい爆撃=制圧見据え強硬姿勢か―イスラエル 2025年08月12日 14時22分

【カイロ時事】ロイター通信はパレスチナ自治区ガザの主要都市ガザ市近郊で11日、イスラエル軍による激しい空爆などがあったとする目撃証言を伝えた。イスラエルのネタニヤフ政権は先週の治安閣議で、ガザ市の制圧計画を承認。実際の侵攻開始が10月上旬とも伝えられる中、早くも制圧を見据え、ガザ市周辺への攻撃を強化する姿勢を打ち出した形だ。
ロイターによると、イスラエル軍はガザ市近郊のシュジャイヤなど3地区を標的に攻撃を実施。多くの住民が避難を余儀なくされた。ガザ市の住民は、過去数週間で最大規模だったと指摘。住民の男性(25)は「戦車が家々に砲撃を加え、飛行機がミサイルを発射した。戦争が再燃したように感じた」と振り返った。