ウクライナ大統領と近く協議＝対ロ制裁質問に怒りあらわ―トランプ氏 2025年09月04日 06時29分
【ワシントン時事】トランプ米大統領は３日、ホワイトハウスで記者団に、ウクライナのゼレンスキー大統領と近く電話会談すると明らかにした。トランプ氏はロシアとウクライナの首脳会談実現を目指しているが、調整は難航し、再び不満を募らせている。
トランプ氏は「近く彼（ゼレンスキー氏）と話す予定だ。われわれは非常に強力な措置を講じてきた。数日間話して、どうなるか見ていく」と語った。ＡＦＰ通信によれば、ゼレンスキー氏との電話会談は４日に予定されている。
トランプ氏は、ウクライナ攻撃を続けるロシアのプーチン大統領に関し、「特に言うことはない。彼は私の立場を理解しており、いずれ決断を下すだろう」と指摘。プーチン氏の決断が満足するものではなかった場合、「何かが起こるだろう」と警告した。
ただ、トランプ氏はこれまでも対ロ制裁強化を示唆しつつ、見送ってきた経緯がある。この日は記者から「何も行動を起こしていない」と指摘されると「インドに二次関税を課したが、何もしていないと言えるか」と怒りをあらわにして反論。質問した記者に「新しい仕事でも見つけるべきだ」と述べ、いら立ちをぶつける場面もあった。