島しょ国首脳会議、ソロモンで開幕=対中関係で温度差 2025年09月08日 17時34分
【シドニー時事】太平洋の島しょ国・地域で構成する「太平洋諸島フォーラム(PIF)」の首脳会議が8日、ソロモン諸島で開幕した。会期は12日までで、気候変動対策や開発協力などについて討議する。議長を務めるソロモンのマネレ首相は演説で「難しい課題に直面する中、集団的な努力を導くことが使命だ」と述べた。
PIF内では、中国と安全保障協定を締結したソロモンなどと、台湾と外交関係を維持するパラオなどとの間で、対中関係を巡り温度差がある。中国はPIFのパートナーから台湾を排除するよう圧力をかけており、今回は紛糾を避けるため、中国や米国など約20の域外パートナーの招待を見送った。