米工場で拘束の韓国人帰国へ=対米投資に冷や水 2025年09月08日 21時13分

【ソウル時事】韓国の現代自動車が米南部ジョージア州に建設中の電池工場で多数が拘束された問題で、韓国外務省の関係者は8日、釈放に向けた米政府との交渉がまとまったと明らかにした。韓国人についてはチャーター機で帰国させる方針といい、報道によると、政府は10日の出国を目指している。
不法就労の疑いで拘束されたのは、韓国人300人以上を含む計475人。韓国の趙顕外相は8日、米側との詰めの協議のためワシントンへ出発。関係者は「国民全員が自主的かつ安全に帰国できるよう、詳細について米国側と協議を進めている」と説明した。
トランプ米政権は製造業の復活に向けて韓国企業に投資を求めている。しかし、韓国メディアは拘束を受けて大手企業で出張を控える動きがあると報じ、対米投資への影響を懸念する声が出ている。