123億円支払い命令を支持=トランプ氏、女性作家の名誉毀損―米連邦高裁 2025年09月09日 09時49分

ジーン・キャロルさん=2024年9月、米ニューヨーク(AFP時事)
ジーン・キャロルさん=2024年9月、米ニューヨーク(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】米ニューヨーク連邦高裁は8日、トランプ大統領が女性作家の名誉を傷つけたとして訴えられた損害賠償訴訟の控訴審で、8330万ドル(約123億円)の支払いを命じた地裁陪審の評決を支持する判断を下した。トランプ氏は大統領の「免責特権」を主張して控訴していたが、退けられた。
 原告の作家ジーン・キャロルさんは2019年に出版した回顧録で、1990年代にトランプ氏から性的暴行を受けたと告発。その後トランプ氏が「でっち上げだ」などと行為を否定し、評判や経歴に傷を負ったとして提訴した。地裁陪審は昨年1月、トランプ氏に悪意があったことを認め、賠償を命じていた。 

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