正恩氏がエンジン最終実験視察=米本土射程の次世代ICBM用か―北朝鮮 2025年09月09日 10時02分

8日、北朝鮮ミサイル総局による炭素繊維複合材料を用いた固体燃料エンジンの地上噴出実験を視察する金正恩朝鮮労働党総書記(右)(朝鮮通信・時事)
8日、北朝鮮ミサイル総局による炭素繊維複合材料を用いた固体燃料エンジンの地上噴出実験を視察する金正恩朝鮮労働党総書記(右)(朝鮮通信・時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は9日、金正恩朝鮮労働党総書記が8日にミサイル総局による炭素繊維複合材料を用いた出力の大きい固体燃料エンジンの地上噴出実験を視察したと伝えた。ミサイル総局の報道官によると、燃焼実験は9回目で最後になる。
 エンジンは、米本土への攻撃を想定した次世代大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星20」などに搭載されるとみられる。核・ミサイル能力の高度化を米国に誇示する狙いがありそうだ。 

海外経済ニュース