〔東京外為〕ドル、147円台前半=利食い売りで弱含み(15日午後3時) 2025年08月15日 15時42分

 15日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、利食い売りなどに押され、1ドル=147円台前半で弱含んだ。午後3時現在は、147円15~16銭と前日(午後5時、146円55~57銭)比60銭のドル高・円安。
 午前は、時間外取引での米長期金利低下や4~6月期GDPの堅調を受けた日銀の利上げ観測などでじり安となり、147円10銭台に下落した。
 午後は、持ち高調整などの売りに押され、147円付近まで水準を切り下げた。
 ドル円は、FRBの利下げ観測や日銀の利上げが意識され、上げ幅を削る展開だった。「週末を前にいったん利益確定の売りが出た」(FX会社)との声もあった。
 米国時間に7月の小売売上高や8月のミシガン大消費者信頼感指数が発表される。市場関係者は「最近は米指標に反応しやすく、結果を受けてドル円も値動きが大きくなる可能性がある」(同)と話していた。
 ユーロは正午に比べ対円で小動き、対ドルは小幅高。午後3時現在は、1ユーロ=171円72~75銭(前日午後5時、171円17~19銭)、対ドルでは1.1670~1671ドル(同1.1679~1680ドル)。

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