円小幅安、156円台後半=介入警戒、神経質な値動き―東京市場 2024年04月30日 17時55分
30日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=156円台後半に下落した。29日のアジア市場で、政府・日銀が為替介入に踏み切ったとの観測が台頭。投機筋の積極的な売り買いは手控えられる中、神経質な値動きが続いた。午後5時現在は156円86~87銭と前営業日比16銭の円安・ドル高。
日本が祝日だった29日、アジア市場では薄商いの中で円売りが急速に強まり、円相場は1990年4月以来、34年ぶりの水準となる1ドル=160円台まで下落した。しかし、その後に一転して154円台へ約6円も反発したため、市場では介入観測が広がった。